2024年6月 若年性認知症サロン
2024年07月25日 18時10分48秒
去る、6月1日(土)に『古民家おくっちょ』にて、若年性認知症サロンを実施しました。
当日は、7人の方の参加がありました。今回は、情報交換の中で印象に残った内容をお伝えしたいと思います。
質問Q.「これからこんなこと(進行していくと)あるから準備しておくことや知っておくと良いことなど知りたい」
Aさん →気を抜けるところは抜く。介護は初期から頑張りすぎるとしんどくなる。認知症にも個人差がある。次々に進行してくる中でリフォームも実施したが、今思うと、ほとんど失敗だったな~と。
質問Q.「ネットとか調べることができるが、知識を持つことでしんどくなることはないですか?」
Bさん →介護=手抜き。介護者がいっぱいいっぱいなことは本人にも伝わってしまう。余裕を持つことが大切。情報は持っていればいいが、心配し過ぎない。自分がパニックにならないような準備をすることは必要。
Aさん →何のために手を抜くのかというと「本人の前で笑顔でいるため」。ちょっとした笑顔や目が合うことだけでも嬉しく思える。
質問Q.「配偶者が亡くなったらどうするか?など考えていますか?」「一人になった時の準備は?」
Aさん →夫が施設に入っただけでも「寂しいよ~」「悲しいよ~」
Bさん →なるべく施設に入れたくない。そこに居るだけで嬉しい。いなくなると寂しい。ショートステイでいないだけでも寂しく思う時もある。お金の管理とかは大事だが、その他はついてくる。
Cさん →3年くらい先くらいのイメージで準備していけばいいのではないか。先のことなんて分からないし、自分が先に死ぬかも分からない。
Dさん→ 今をいかに生きるかではないか!
作業療法士 土橋 光伸