BCP(事業継続計画)とは、災害や感染症などの緊急事態が発生した場合でも、事業の継続または早期再開が可能となるよう非常事態を想定し、必要な行動・準備、PPEや食品等の備蓄品の整理などについて平常時から検討し、継続的なメンテナンスを行えるよう立案する事前計画のことです。BCPは、従来の計画に「事業継続」の視点を取り入れるため、施設単位で事前にBCPを策定しておく必要があります。施設の規模や地域での役割はそれぞれ違うため、事前に職員同士の「共通認識」を形成するなど、職員一人ひとりが自身でシミュレーションを行うことが求められています。

地震などの自然災害がいつどこで発生するかは誰にも予測できませんが、介護事業施設において大規模災害が発生した際、施設・職員として何ができるのか、何が求められているのかを改めて考える機会となりました。