青い空の郷
リハビリテーションの指針
ICFの概念
活動 参加 環境
心身機能/身体構造
パーソン・センタード・ケアの概念
- ・人としての存在を認める
- ・その人の視点に立ったものの見方
- ・個別性の尊重
- ・社会的存在として支援
リハビリテーションプログラムの実践
- 認知機能リハ
- コグニサイズ(頭を使いながら体も使う) 回想的アプローチ
- 身体機能リハ
- 集団体操(健康体操による体力の維持・向上) 個別歩行訓練(屋外歩行)筋力強化
- 活動と参加
- 生きてきたことへの肯定 現在生きていることの充実感 社会的存在としての在り方
特徴1
手芸・工作・生け花などのアクティビティを使った
リハビリテーション
身体機能はもちろん一人ひとりの能力を活かすプログラムを提供しています。
特徴2
屋外歩行・園芸などのアクティビティを使った
リハビリテーション
広い敷地を活かした屋外の活動を多く取り入れています。
特徴3
二重課題運動(デュアルタスクエクササイズ)回想法など
脳機能活性化を図ったリハビリテーション
認知症の方の脳機能を活性化するプログラムを提供しています。
手芸・工作・生け花などの
アクティビティを使った
リハビリテーション
できることを引き出す リハビリテーション
これまで生活の中で行ってきたことや楽しんできたことをリハビリの中に取り入れたプログラムを提供しています。体と心を整えるためには、身体機能訓練ばかりでなく、“今できることを生活に取り入れる”という意欲の面にも焦点を当てる必要があると考えるからです。
青い空の郷では、手芸や工作、生け花などそれぞれの方が認知症であっても生き生きと過ごせることをリハビリの中に取り入れて提供しています。
屋外歩行・園芸などの
アクティビティを使った
リハビリテーション
屋外活動について
屋外で歩くことで、認知機能への働きかけになります。当施設では、歩行訓練の一部を広い庭を使って行っています。
歩くという行為は、心肺機能を強化したり筋力の強化につながりますが、そればかりでなく、気分がリフレッシュしたり季節を実感できたり、会話の始まるきっかけになったりもします。
外気に触れ散歩することそれ自体の効果として、特に日光を浴びることで睡眠リズムが整ったり、認知症の心理行動障害が軽減されるとが専門誌や学会で報告されています。
園芸活動について
当施設では、広い庭の一角に花壇や畑があり、それぞれの方の好み、使える心身の機能に合わせて園芸活動をリハビリテーションに活用しています。
園芸は、季節の変化を直接的に感じることができる活動で、リハビリの手段としてはそれぞれの方に合わせることができます。例えば、車いすの方は、外に出て、見て楽しむ、花に手を伸ばすなどでデイルームにいる時とは違った活動が広がります。また、若いころから庭仕事になじんでおられる方は、立ったり、しゃがんだり、積極的に手足を動かす機会になり、身体機能訓練には消極的な方でもとても積極的になられることもあります。
季節とともに成長を楽しみ、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚、といった五感を使って脳を活性化する認知症の方にぴったりのリハビリテーションです。
二重課題運動
(デュアルタスクエクササイズ)
回想法など
脳機能活性化を図った
リハビリテーション
二重課題訓練(デュアルタスクエクササイズ)について
同時に2つの課題を行うことで、認知機能の低下防止につながるというリハビリテーションを行っています。例えば、体操しながら野菜の名前を思い出すような活動がこれに当たります。
運動は脳を活性化させます。その時に何かを考えようとすると、また別の部分が活性化します。こうして、脳の様々な部分を活性化させることで、認知機能を向上させるといわれています。